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IPFWの設定

FreeBSDでは、IPFWとIPFの2種類のフィルター機能が使えます。

FreeBSD 4.6.2-RELEASEまでは、オプションを追加してカーネルを再構築する必要がありましたが、FreeBSD 4.7-RELEASEからは、GENERICなカーネルのままでipfwが使えるようになりました。

FreeBSD 4.6.2-RELEASE以前のバージョンでは、IPFWが使用出来るようにカーネルを再構築します。

# cd /sys/i386/conf
# cp GENELIC LIBRETTO

と、雛型となるGENELICファイルをコピーします。
コピーしたLIBRETTOを編集します。
machine         i386
cpu             I586_CPU
ident           LIBRETTO #<-- identを書き換えます。
maxusers        0

以下のオプションを追加します。
options         MROUTING                # Multicast routing
options         IPFIREWALL              #firewall
options         IPFIREWALL_VERBOSE      #print information about
                                        # dropped packets
options         IPFIREWALL_FORWARD      #enable transparent proxy support
options         IPFIREWALL_VERBOSE_LIMIT=100    #limit verbosity
options         IPFIREWALL_DEFAULT_TO_ACCEPT    #allow everything by default
options         IPDIVERT                #divert sockets
options         MSGBUF_SIZE=40960
options         DUMMYNET
options         BRIDGE

DUMMYNETとBRIDGEは直接は関係ありませんが、帯域制限もできるようになりますので、
オプションに追加しておきます。

/usr/srcに移ってカーネルを作り直します。
# cd /usr/src
make buildkernel KERNCONF=LIBRETTO
make installkernel KERNCONF=LIBRETTO
/etc/rc.confに次の2行を追加します。FreeBSD 4.7-RELEASE以降では、この2行を追加するだけで有効になります。
firewall_enable="YES"            # Set to YES to enable firewall functionality
firewall_type="OPEN"             # Firewall type (see /etc/rc.firewall)

firewall_typeをOPENにしておくと、IPFIREWALL_DEFAULT_TO_ACCEPTのオプションなしで
kernelを作った場合も、リブートした時点で全て通過の設定になります。
ただ、OPENに設定するのを忘れた場合の用心のために、IPFIREWALL_DEFAULT_TO_ACCEPT
のオプション付きでkenelを作ると安心です。

リブートするとIPFWが有効な状態になります。上記の設定では、すべて通しの設定になっていますので、
必要に応じて制限をかけます。

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